
Prime A Note Cressida NB
■Turion™64 X2 TL-56(デュアルコア /1.8GHz /L2キャッシュ512KB×2)
■12.1インチ光沢ワイド液晶 (WXGA / 1280×800ドット表示)
■2GB メモリ (DDR2 SO-DIMM)
■120GB ハードディスク (シリアルATA)
■DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R×8 / DVD2層書込み対応)
■54Mbps無線LAN (内蔵 / IEEE802.11 b/g)
■297×213×36.5mm / 1.85kg
■リチウムイオンバッテリー /標準2.3時間
注意
・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。
・この記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害の責を当方は負いません。
・内部構造などに関する記述は当方が使用した個体に関してのものであり、すべての製品について共通であるとは限りません
まずは現行製品の基本スペックの確認から。
Cressida NBのCPUは確認できているだけで3回変更があった(と思う)。
Turion 64 X2 TL-50
↓
Turion 64 X2 TL-52
↓
Turion 64 X2 TL-56 (現行機種)
この3種類が発売時期に合わせてグレードアップしていった。
んで、このCressidaNBというのはCPU換装が比較的簡単にできるモデルとして一部で有名・・・な気がする(笑)
CPU換装についての情報が乏しいため、ここで一通り動作報告が確認できている分だけまとめてみる。
ここで今一度確認なのだが、Turionには実に様々なタイプが存在する。
オークションなどで購入する場合は注意しないとそもそもソケットが違う、という事態になりかねない。
まず、CressidaNBのマザーボード自体が確実に対応しているのは
Socket S1 90nm SOI
のタイプだ。
このSocket S1というのはいわゆる自作PC向けの一般販売が全くなく、流通量自体がきわめて少ない。
秋葉原でもごく稀にジャンク屋のショーケースの片隅に放置されていたりする程度。
探してもなかなか見つかるものではない。
故に、オークションで購入するのがもっともポピュラーな方法になる。
このSocket S1 90nm SOIは以下のラインナップが存在している。
90nm
Turion 64 X2 TL-64 TMDTL64HAX5CT 2.2GHz 1.075/1.10V 95 512KB x2 F2 - TDP 35W
Turion 64 X2 TL-60 TMDTL60HAX5CT 2.0GHz 1.075/1.10V 95 512KB x2 F2 - TDP 35W
Turion 64 X2 TL-56 TMDTL56HAX5CT 1.8GHz 1.075/1.10V 95 512KB x2 F2 - TDP 33W
Turion 64 X2 TL-52 TMDTL52HAX5CT 1.6GHz 1.075/1.10V 95 512KB x2 F2 - TDP 31W
Turion 64 X2 TL-50 TMDTL50HAX4CT 1.6GHz 1.075/1.10V 95 256KB x2 F2 - TDP 31W
ドスパラが製品として搭載したのはTL-50、TL-52、TL-56の3種類。
しかし実際にはソケット形状及び製造プロセスが同一のTL-60(90nm)、TL-64(90nm)も搭載可能である。
動作報告もともに確認済み。ただし、TDP35Wとはいえ、発熱量は飛躍的に上がってしまう。
そのため、CressidaNBに搭載されている純正ファンでは冷却がかなり厳しく、ファンがずっと回り続ける状態になる。夏場は熱対策を施さないと安定動作は厳しい。
現在所持しているCressidaNBがTL-50の場合は、TL-52(90nm)またはTL-56(90nm)ならほぼ全く変わらない状態でパワーアップ可能だ。
90nmのTL-50と52、56の違いは、L2キャッシュが2倍という点が最も大きい。
これは体感速度もかなり変わる。
さて・・・次に問題になるのは製造プロセス65nmのTurionに換装できるのかどうか、である。
65nmのAthlon及びTurionは下記のラインナップだ。
Athlonはモバイル向けのTurionの廉価版という位置づけになるらしい。
65nm
Athlon 64 X2 QL-64 AMQL64DAM22GG - 2.1GHz - - 512KB X2 - - TDP 35W
Athlon 64 X2 QL-60 AMQL60DAM22GG - 1.9GHz - - 512KB x2 - - TDP 35W
Athlon 64 X2 TK-57 AMDTK57HAX4DM - 1.9GHz - - 256KB x2 - - TDP 31W
Athlon 64 X2 TK-55 AMDTK55HAX4DC - 1.8GHz - - 256KB x2 - - TDP 31W
Athlon 64 X2 TK-53 AMDTK53HAX4DC - 1.7GHz - - 256KB x2 - - TDP 31W
下記は65nmのTurionである。TLだから90nmと覚えておくと誤爆してしまう。
65nm
Turion 64 X2 TL-68 TMDTL68HAX5DM - 2.4GHz - - 512KB x2 - - TDP 35W
Turion 64 X2 TL-66 TMDTL66HAX5DM - 2.3GHz - - 512KB x2 - - TDP 35W
Turion 64 X2 TL-62 TMDTL62HAX5DM - 2.1GHz - - 512KB x2 - - TDP 35W
Turion 64 X2 TL-66 TMDTL66HAX5DC - 2.3GHz - - 512KB x2 - - TDP 35W
Turion 64 X2 TL-64 TMDTL64HAX5DC - 2.2GHz - - 512KB x2 - - TDP 35W
Turion 64 X2 TL-60 TMDTL60HAX5DC - 2.0GHz - - 512KB x2 - - TDP 31W
Turion 64 X2 TL-58 TMDTL58HAX5DC - 1.9GHz - - 512KB x2 - - TDP 31W
Turion 64 X2 TL-56 TMDTL56HAX5DC - 1.8GHz - - 512KB x2 - - TDP 31W
90nmとの違いは末尾を見るとわかりやすい。
90nmは「CT」で65nmはそれ以外、と覚えておけば判定しやすい。
オークションで購入する際はここを必ずチェック。
90nm・・・TMDTL56HAX5CT ←末尾が CT
65nm・・・AMDTK55HAX4DC ←末尾が違う
90nmのTurionは現行のBIOS(1.09)ですべて動作可能。
しかし65nmはTK-57の動作報告があるだけで、誰も試していない人柱状況のようだ。
TK-57がいけたと言うことはその下位にあたるTK-55、TK-53も行けそうだ。
問題はQL-60、QL-64さらに65nmのTLシリーズということになるが・・・(誰か人柱になってください)
DELL製品などは65nmのAthlonとTurionがBTOで選択可能となっているのだが・・・ということはTK-57で動いたのだから65nmのTLでも行ける???
ということで、現状はっきりしているのは65nmのAthlonも一部は動作可能ということになる。
まとめると、
【換装可能】
90nm
◎Turion 64 X2 TL-64 TMDTL64HAX5CT 2.2GHz 1.075/1.10V 95 512KB x2 F2 - TDP 35W
◎Turion 64 X2 TL-60 TMDTL60HAX5CT 2.0GHz 1.075/1.10V 95 512KB x2 F2 - TDP 35W
◎Turion 64 X2 TL-56 TMDTL56HAX5CT 1.8GHz 1.075/1.10V 95 512KB x2 F2 - TDP 33W
◎Turion 64 X2 TL-52 TMDTL52HAX5CT 1.6GHz 1.075/1.10V 95 512KB x2 F2 - TDP 31W
◎Turion 64 X2 TL-50 TMDTL50HAX4CT 1.6GHz 1.075/1.10V 95 256KB x2 F2 - TDP 31W
65nm
◎Athlon 64 X2 TK-57 AMDTK57HAX4DM - 1.9GHz - - 256KB x2 - - TDP 31W
○Athlon 64 X2 TK-55 AMDTK55HAX4DC - 1.8GHz - - 256KB x2 - - TDP 31W
○Athlon 64 X2 TK-53 AMDTK53HAX4DC - 1.7GHz - - 256KB x2 - - TDP 31W
?Turion 64 X2 TL-** TMDTL**HAX5DC - **GHz - - 512KB x2 - - TDP 3*W
90nmと65nmが混在しているため、必ずOPNを確認してから購入すること。
モデル末期に入ったNBではあるが、パワーアップ次第ではまだまだ現役で使えそうだ。
CPU交換時は最新のBIOSに入れ替えることも忘れずに。
Cressida NBの商品詳細はここ